
3日文化の日、山田洋次監督の「隠し剣 鬼の爪」を見に行きました。前作の「たそがれ清兵衛」がとてもよかったので、期待して行ったのですが、期待を裏切られませんでした。
侍がサラリーマンとして描かれており、いやな上司がいたり、同僚の処理をしなければならなかったりと、現代と同じようなものだと思わせてくれます。松たか子がすなおな娘を好演しているのも気持ちよかった。見終わったあと、すがすがしさが残るのがまた好い。
山田洋次監督はもう次の藤沢周平作品を探しているのだろうか。舞台は変わってもテーマはやはり「男はつらいよ」であるところが山田洋次監督のこだわりであろうか。もう次を楽しみにしている。