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土器屋橿人君の訃報を聞いたのは7月23日、福岡のホテルだった。さくねん秋、中学校の同期会の担当が我々6組だったので、いつものように土器屋君には案内状の印刷・送付をお願いした。彼の経営する出版社をあてにしての話である。そして、いつものように快く引き受けてくれて心のこもった案内状を作ってくれた。2007年9月のことである。11月24日に開催された同期会の直前に次のようなメールが届き彼の姿はなかった。
「24日の同期会、たいへん申し訳ありませんが、 欠席させて下さい。足の具合があまりよくなく、 今日、外来で診てもらった結果、外出はさけた ほうがよろしい、と担当医に言われたので。 楽しみにしていたのに残念です。 6組のみなさん及び参加者のみなさんにくれぐれも よろしく伝えて下さい。体調が元にもどったら、改めて 連絡を入れます。」 同期会は盛況のうちに終わり、土器屋の回復を待って打ち上げをしようという話になったが、結局その後も会えないままだった。改めて彼とのメールのやり取りを読み直してみるとガンの手術後かなり厳しい状況だったようだ。あまり弱音をはかない彼だけにつらい思いをさせてしまったことを反省している。 彼との出会いは鹿児島の中学に入学したときだった。1年生のときに彼から読めと進められて借りた本はロシアの作家ニコライ・アレクセーヴィチ・オストロフの「鋼鉄はいかに鍛えられたか」という極めて硬派の本だった。少年向けの世界文学全集や探偵小説しか読んだことのない少年にとって少なからずショックだった。彼の父上は鹿児島大学の教授をしておられて、ずっと後に仕事で鹿児島に出張したときに、たまたま土器屋教授の教え子の学生にあったことがある。その学生は、土器屋先生の講義の一節を鮮やかに再現してくれたことを思い出す。それだけ印象深い授業だったに違いない。 彼と再開したのは中学校卒業後40数年を経た10年ほど前のことである。中学生の土器屋君のイメージそのまま大人になっていた。中学生の土器屋君はすでに大人だったと言ったほうが適切かもしれない。それ以来、年に1,2回は顔を合わせてきた。酒を飲めない彼だが飲み会には必ず付き合ってくれ、ニコニコしながら、静かに、そして味わい深い言葉を与えてくれた。思慮深い哲人のイメージがある。 旅立っていった人を考えるとそちらのほうが楽しそうな気がしてくる。もう少しだけ待ってて欲しい。 #
by ka28hako
| 2008-07-28 10:45
赤い屋根で統一されたおとぎの国のようなチェスキー・クルムロフの町並み。ドナウ川が町をぐるりと取り巻いています。プラハからバスで3時間ほどです。写真では分かりませんが壁に石垣や窓などを描く「だまし絵」があちこちにありました。 #
by ka28hako
| 2008-07-09 10:46
プラハの地下鉄は深いところを走っているらしくエスカレータがずい分長い。東京の地下鉄では有楽町線がかなり深いのですが、それと同じ程度の深さでした。その長いエスカレータであがっているとき、中ほどを過ぎたあたりで小銭入れを入れていたズボンの右ポケットに異様な動きを感じました。見ると誰かの指が財布をつまもうとしています。あわててポケットを押さえて、後ろの男に「なにするんだ!」と叫んでにらみつけると、その男「はなんでもない」と手を振ってケロッとした顔をしています。係わり合いになるのもイヤだったのでそのまま後を振り返らずに出てきました。あとでガイドブックを見るとプラハの長いエスカレータではスリがかなり多いそうで、抜き取った財布はすぐに仲間同士でリレーし、消えてしまうとのこと。未遂に終わってよかった。もっとも3千円分ぐらいの現金しか入ってなかったけれど。
7、8年前フランスのベルサイユ駅の改札口を出ようとしたときにすぐ後の男がズボンのポケットの財布を盗ろうとしていることがあったのを思い出しました。あの時も今度と全く同じような状況でした。もうひとつ、ロンドンの地下鉄でズボンのポケットのはだか銭を抜き取られたこと、ローマの混雑したバスの中でジプシーの若い夫婦にこれも小銭を取られたのを思い出しました。日本では一度もそんな経験はしたことないのに海外は油断も空きもない。それだけ日本の治安はいいのですね。 #
by ka28hako
| 2008-07-05 11:00
中欧旅行ではいくつかの国を鉄道で移動しました。ドイツからチェコへ。チェコからスロバキアを経由してハンガリーへと。EU圏内での移動経験はあるのですがチェコ、ハンガリーなどを含む国際列車は初めてです。こんな列車内での使用通貨はどうなるのでしょう?例えばチェコからスロバキアを経由してハンガリーへ行く列車はウィーン発ベルリン経由ブダペスト行でした。ユーロは通用すると思いますが途中のチェコから乗った我々はチェコの通貨しか持ってませんでした。プラハからブダペストは7時間ほど掛かります。当然車内で食事を取る必要があります。食堂車に行ってチェコの通貨かクレジットカードが使えるか、と聞くとユーロだけだという。ユーロは小銭しか持っていなかったので、コーヒーとサンドイッチで貧しい食事にしました。小額でもユーロを持っていたから良かったようなもののチェコやハンガリーの通貨だけしか持ってなければピンチでした。オリエントエクスプレスなんかはどうなんでしょう?アレぐらいになると何処の通貨でも受け付けるのでしょうし、カードもOKなのでしょうね。
チェコ、スロバキア、ハンガリーはたしか最近EUに参加が認められたのでしたっけ?国境通過時にパスポートコントロールがあると聞いていたのですが、国境を越えるごとに、検札には来たもののパスポートコントロールはなくさりげなく国境を通過していきました。 話は変わりますが、この列車で通路を挟んだお隣の老婦人は、乗ってい居る間ずっと数独を続けてやっていました。たしかに長時間の旅には数独は最適です。前にもフランスで列車内で黙々と数独している人を何にか見たのを思い出しました。我々も数独本を持ってくればよかった。 #
by ka28hako
| 2008-07-05 10:34
ヨーロッパの都市は公共交通機関が整備されているのでつましい旅行者は助かります。特に乗り放題の1日パスやウェルカムカードなどを持っていると、なれない町で切符売り場を探さなくて良いし、乗り間違えても乗り直せばいいので非常に便利でした。ブダペストのホテルのフロントで交通パスを売ってないかと聞くと「売ってないが、65歳以上なら公共交通はフリーだよ」という。半信半疑でバスに乗って見たけど、全然問題ない。地下鉄の切符売り場で「65歳以上はタダだと聞いたけど本当か?」と聞くと証明するものを見せろというのでパスポート(コピー)を見せるとOKとうなずく。ブダペストは良い町だ、高齢者を大事にする町だ、とすっかりうれしくなってしまいました。
地下鉄、トラム、バスと乗りまくって、歩きまくりホテル近くの地下鉄駅に戻ってきました。出口のところで検札しています。堂々とパスポートを見せ、「65歳以上です」というと「65歳以上が無料なのは住民に限られている。無賃乗車なので罰金を払ってもらいます」という。「朝、ちゃんと確かめてフリーだと聞いたのでこうしたのだ」と言い張っても「事情はよく分かるがダメはダメ!罰金二人分で12000フォリント(約6000円)を払ってもらいます。カードキャッシングはそこの機械でできますよ」涼しい顔で聞き入れてくれない。やむなく罰金を払ったが何とも悔しい。件の検札員は市交通局のポスターのところに連れて行き、ここにその規則が書いてあると指差す。たしかに住民のみに適用されると書いてあるようだ。ブダペストは高齢住民にはやさしいのだった。 #
by ka28hako
| 2008-07-04 09:30
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