3月10日駅の売店で「週刊文春」を買った。朝刊の広告欄で非常に気になる記事が出ていることを知ったからだ。それには「衝撃自殺!NEC西垣元社長は自宅前の路上で息絶えた」とある。記事によると3月2日に西垣さんは自宅会談で首吊り自殺をはかり救命介護のかいなく息絶えた、とある。72歳。まだまだ若い。
西垣さんは、従来通信分野から社長に煮就任するNECで始めて情報処理分野から社長になった人だった。金融関係のSEとして実力を発揮していた。そのころNECの研究部長をしていた私の自宅にいきなり電話をかけてきて、西垣さんがシステム構築している銀行の重役にエキスパートシステムの話をしてくれ、と頼まれたことがある。私が当時知的情報処理の研究をしていることを聞きつけて、強引に引っ張り出されたのだった。
社長時代は関本元社長との確執があったようだがお二人とも今はもういない。大企業だったNECと共に。