今年も喪中である。ここ5年の間に3回も喪中はがきを出している。私とカミさんの親たちが相次いで逝去したからである。年賀状の代わりに無味乾燥の挨拶状を出すのは新年を迎えるにあたり何とも味気ないが仕方ない。昨年暮れはいつもにもまして喪中はがきをたくさん受け取った。長生き世代の親たちが旅立つ時期を迎えたからだろう。ほとんどが90台で大往生を偲ばせるものが多かったが、その中に59歳の妹をなくしたというのと、兄が急逝したという悲痛なものがあった。哀しさが簡潔な文字から伝わってくる。
こちらから出した喪中はがきに対する反応がさまざまである。喪意を尊重してそっとしておいてくれる人が多いが、賀状を出すのはかまわないとしていつものようによこしてくれる人、喪中はがきにすぐさま寒中見舞いの返事を下さる方、年始があけるのを待ってご挨拶くださる方とさまざまである。いずれもその人なりの思いやりを感じさせてくれる。これからはどれにしようかな?賀があけての挨拶なんていい感じですね。