3月25日博多西中洲のピアノバーを貸切にして,45年前に結成したジャズバンドの狂演会が開かれました.参加者総勢20数名.15時開演,20時終演の延々5時間にわたる熱演と21年物のバランタインにすっかり酔いしれました.興奮の余韻に浸りながら会場を後にして,那珂川の橋の上でジャケットのポケットに何気なく手を入れると見慣れないデジカメが入っています.誰かが間違えていれたな,と引き返してカメラを店に残っていた仲間に託しました.
さっきの橋の上に戻り,今度はジャケットが違っていることに気付きました.よく似た色ですがこれは皮製.あわてて店に引き返してみると私のジャケットが寂しそうにハンガーにかかっています..くだんの革のジャケットの主は我がバンドのギターの名手のもので,彼は広島から持参したギターの整理をしているところでした.
それで一件落着,のはずでした.でも,宿に帰って部屋に置いていった筈の帽子が見当たらない.翌朝,宿のロビーでトランペッター氏が黙って私の帽子を渡してくれました.会場に被って行って置き忘れていたようです.むむ,少し危ないのかもしれない.